先日シンガーソングライターの槇原敬之（以下：マッキー）が覚せい剤所持の容疑で逮捕されました。

マッキーは1999年にも同じ容疑で逮捕されているだけに「クスリってやっぱりやめられないんだ」と世間に知らしめることとなりました。

SNS上ではマッキーの名曲「もう恋なんてしない」が「もう薬なんてしない」などとイジられていたりもしますが、この逮捕のニュースを受けて改めてマッキーの曲をきいてみようって思った人は増えたはず。

私もそのうちの1人です。

そしてYouTubeで「もう恋なんてしない」を聞いて衝撃を受けました。

「え、こんなに良い歌だったの、、、？」と。

学生時代に感じた「良い」の数十倍の良さと深みを感じました。

まずは歌詞を紹介します。

君がいないと　何もできないわけじゃないと

ヤカンを火にかけたけど　紅茶のありかがわからない

ほら朝食も作れたもんね　だけどあまりおいしくない

君が作ったのなら文句も　思いきり言えたのに

 

一緒にいるときは　きゅうくつに思えるけど

やっと自由を手に入れた　ぼくはもっと淋しくなった

 

さよならと言った君の　気持ちはわからないけど

いつもよりながめがいい　左に少し　とまどってるよ

もし君に一つだけ　強がりを言えるのなら

もう恋なんてしないなんて　言わないよ絶対

 

2本並んだ歯ブラシも一本捨ててしまおう

君の趣味で買った服も　もったいないけど捨ててしまおう

男らしく　いさぎよくと　ごみ箱かかえる僕は

他のだれから見ても一番センチメンタルだろう

 

こんなにいっぱいの　君のぬけがら集めて

ムダなものに囲まれて　暮らすのも幸せと知った

 

君あての郵便が　ポストに届いてうちは

かたすみで迷っている　背中を思って心配だけど

2人で出せなかった答えは今度出会える

君の知らない誰かと　見つけてみせるから

 

本当に本当に　君が大好きだったから

もう恋なんてしないなんて　言わないよ絶対

引用元：Lyric Find 

君が作ったのなら文句も　思いきり言えたのに

→まずはここ。

そうなんですよね。1人でつくったら「マズっ、、、」とつぶやいて終わりなのに対して「文句も言えたのに」っていうところが「あ～もう彼女は近くにいないんだなー」という状態をイメージするし「マズっと感じてもそうやって文句を言える相手がいる大切さ」って部分に激しく共感するんです。

部屋の情景が目に浮かぶ。

男らしく　いさぎよくと　ごみ箱かかえる僕は

他のだれから見ても一番センチメンタルだろう

→哀愁漂う背中が見える、、、

「いさぎよく」とか「すっきりしよう」とか思えば思うほど「自分が傷ついていることを自覚する」って感じでしょうか。

忘れよう忘れようと思う分だけその人に対して「好き」の気持ちが大きいことを感じてしまうんですよね、、、わかるぅ！！！

本当に本当に　君が大好きだったから

もう恋なんてしないなんて　言わないよ絶対

→最後。
タイトルの「もう恋なんてしない」からだれもが「失恋してつらすぎて恋なんてもうしたくないよ！って歌でしょ」と思うはず。

そこをあえて「恋なんてしないなんて言わないよ絶対」で終わる粋さ。

「しないなんて言わない」という逆説まつりで「どっち！？」となっちゃいそうなものですが、、笑

「君が大好きだったからまた恋をしよう」って思うって素敵なことだなーと思います。

つらいことや悲しいこともあるけどそれを上回るくらい「好き」と思える人に出会えたことへの「感謝」や「幸せ」が伝わってくる

、、、、はぁ～恋したい（笑）

私は1回いいなと思うと食べ物は毎日同じもの食べちゃうし、曲はエンドレスリピートしちゃうタイプなのでしばらくは「もう恋なんてしない」期間が続きそうです。

【豆知識】マッキーの1個上の学年（生まれ年は同じ）には福山雅治とラルクのHYDEがいるという事実を覚えておきたい。ビバ日本のおじさま。